« ジムカーナ練習会 | トップページ | 河本が鳥居 »

2017年8月17日 (木)

ライフサイエンス研究施設18月17日

全国に無医村と呼ばれる場所が多くあります。それでは、無医村に大学の医学部を設置するのでしょうか?極論すれば、今治市の獣医学部構想は、この論理に似ています。

国会での議論は水掛け論です。今日の全国紙朝刊1面8月16日のあと書きに、経営もそうですが、研究もヒトモノカネが欠かせません。研究実績のある教員の確保、施設だけでなく、実験設備装置、分析装置なども高額です。牛、豚などの大型動物や、ニワトリを飼育するには専門の作業員も必要です。認可されても最初の数年は赤字経営でしょうと書きました。今治市の獣医学部設置については、慎重に議論すべきだと考えています。

大学の研究所の他に、厚生労働省、農林水産省、経済産業省等が所管する独立行政法人の研究所が全国にあります。

いくつか、施設の具体例を紹介します。茨城県つくば市に農林水産省が所管する動物衛生研究所があります。動物衛生高度研究施設の概要を貼りつけました。関西の中堅ゼネコンのO社が施工しています。国内に11カ所あるバイオセーフティレベル3BSL3)施設の1つです。
出典動物衛生研究部門:動物衛生高度研究施設の概要農研機構
また、模式図ですが、国立医薬品食品衛生研究所の資料から実験室を貼りつけました。
出典バイオセーフティ施設の安全対策等について-NationalInstituteofHealth

京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターにもBSL3施設があります。
新設のBSL3施設を活用した研究活動鳥インフルエンザ研究センター

岡山理科大学の獣医学部については、私は小中学生がいきなり大学受験するようなものだと考えています。四国に高度なBSL3施設のある獣医学部が設置され、世界的に注目されるようになるまでには、ヒトモノカネと時間が必要です。今治市の職員は儲け話に飛びついたのでしょう。上記で紹介したいくつかの研究施設に実際に訪問して、勉強すればよかったのではないでしょうか?百聞は一見に如かずです。

« ジムカーナ練習会 | トップページ | 河本が鳥居 »